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西欧近世の意識とユング心理学
書 名

ユング心理学研究 第16巻
西欧近世の意識とユング心理学
日本ユング心理学会編

ユング心理学研究 第15巻 西欧近世の意識とユング心理学
定 価 本体2,000円+税
刊行年月日 2024年4月25日
ISBN 978-4-422-11716-4
判 型 A5判
造 本 並製
頁 数 208頁
   

ユングにとって「第一番の関心事であった」という意識の問題は、現代においても人間を理解する上で重要なテーマであり続けている。特集では、哲学者の國分功一郎氏を招いて行われたシンポジウムをはじめ、哲学、歴史、心理学、神経科学など様々なアプローチから意識の本質に迫った論考を掲載する。また、2022年に逝去した中井久夫氏を古くから知る精神科医が中井氏の名古屋時代の思い出を語り合った特別対談を収録する。



目次

    ●はじめに 岸本寛史

 

シンポジウム

 

 

●基調講演「17世紀における意識の概念の発明」  國分功一郎
●討論――基調講演を受けて  指定討論者 河合俊雄・川嵜克哲
 

特別寄稿

 

 

●意識の発明と無意識の発明、個人と共同性の道程――國分功一郎氏の講演への応答として 猪股 剛
●ユング心理学と意識  岸本寛史
●「似たもの」としての意識と無意識  老松克博
 

特別対談

 

 

●中井久夫先生を偲ぶ  大橋一惠・山中康裕
 

講演録

 

 

●ユング心理学の歴史的展開―――ユング前期 vs. ユング後期  猪股 剛
 

論 文

 

 

研究論文
●説経「苅萱」を読む――日本中世の語り物における救済について  森 文彦
 

印象記

 

 

●日本ユング心理学会第11回大会印象記  田 佳潤
●日本ユング心理学会第11回大会印象記  公文佳枝
 

文献案内

 

 

●女性のこころに関するユング心理学の基礎文献  豊田園子
●海外文献  禹 鍾泰
 
 

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