書 名 |
ユング心理学研究 第12巻
ユング心理学と異界・異人
日本ユング心理学会編 |
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定 価 |
本体2,000円+税 |
刊行年月日 |
2020年4月15日 |
ISBN |
978-4-422-11712-6 |
判 型 |
A5判 |
造 本 |
並製 |
頁 数 |
248頁 |
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本巻のテーマは「異界・異人」。シンポジウムでは、妖怪学の第一人者である小松和彦氏が日本や南島をフィールドとして長年研究を進めてきた様々な妖怪を豊富な伝承や画像資料とともに紹介。ユング心理学者を交えた討論では、それらと「元型」「元型的イメージ」の関わりをめぐって議論を深める。このほか、文学や音楽、マンガ、アニメに表現された「異界・異人」の意味をユング心理学の立場から探究する特別寄稿を掲載する。
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シンポジウム |
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●基調講演「妖怪学からみた『元型』をめぐって」 小松和彦
●討論――基調講演を受けて 指定討論者 川戸圓・岩宮恵子 |
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特別寄稿 |
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●怪物イメージの深層心理学試論――『フランケンシュタイン』と『どろろ』にみる宿命としての異界 井上嘉孝
●フレディ・マーキュリー――その辺縁性と祝祭性 山口素子
●「見えない身体」としての妖怪――村上春樹の「羊男」から考える 岩宮恵子
●「異界」は潜伏期に入ったのか?――異世界転生アニメに見えるもの 名取琢自 |
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講演録 |
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●私のユング心理学――女性の視点から 豊田園子 |
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論 文 |
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研究論文
●教育分析の起源としてのユング――「自己分析」から「教育分析」へ 大塚紳一郎
●Carlos Castanedaの著作におけるトナール/ナワール概念 ――don Juan Matusのシャーマニズムとユング派精神療法の比較 深津尚史
●夢劫のひと 石牟礼道子――最晩年の夢をめぐって 原田文樹 |
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印象記 |
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●国際分析心理学会(IAAP)第21回大会印象記 足立正道
●国際分析心理学会(IAAP)第21回大会印象記 吉川眞理
●日本ユング心理学会第8回大会印象記 長谷川千紘 |
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文献案内 |
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●元型に関するユング心理学の基礎文献 宮野素子
●海外文献 猪股剛 |
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