書 名 |
ユング心理学研究 第7巻
第1号
ユング派の精神療法
日本ユング心理学会編 |
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定 価 |
本体2,000円+税 |
刊行年月日 |
2014年6月10日 |
ISBN |
978-4-422-11496-5 |
判 型 |
A5判 |
造 本 |
並製 |
頁 数 |
186頁 |
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精神科医にしてユング派分析家の武野俊弥氏が「ユング派の精神療法とは何か」という本質的な問いをめぐって自説を展開した講演録を巻頭に収録。とくに、近年進歩が著しい脳科学が精神療法全般に及ぼす影響を論じたくだりは、心理学の今後を考えていくうえで示唆に富む。哲学者の鷲田清一氏を招いて行われたシンポジウムの記録では、「身体」に関する鷲田氏の問題提起を受け、心の病理やその臨床など多様な観点から議論が展開される。
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講演録 |
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●私のユング派の精神療法 武野俊弥 |
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シンポジウム |
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●基調講演(要旨)「身殻と身柄」 鷲田清一
●討論――基調講演を受けて 指定討論者 伊藤良子・河合俊雄 |
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論 文 |
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研究論文
●手談、爛柯、箱庭療法――思春期型不登校と遊ぶ 篠原道夫
●心理療法の終結とは――クライエントにもたらされる意識の地平 北川 明
●高機能自閉症を疑われる中学生男子とのプレイセラピー過程――「素顔の模索」 渡辺あさよ
●夏目漱石の『夢十夜』に映し出された明治の「集合的心」の考察 吉川眞理
●性被害を契機にした身体と女性性における解離の解消過程――“見る”ことと“見られる”ことという視点から 坂田真穂 |
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文献案内 |
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●海外文献 佐藤由里子 |
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